パピヨンの人気がない理由は?性格や値段

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パピヨンの人気がない理由

パピヨンが人気ない理由

「パピヨン」は、耳の形がまるで蝶が羽を広げたように見えることから、「蝶」を意味するフランス語で名づけられた小型犬です。

かつてはフランスの王侯貴族に愛されていたパピヨンは、大きな耳のほか、絹のような艶やかで長い被毛が特徴的な犬種で、美しく気品のある姿をしています。

そんなパピヨンですが、このところ人気がないといわれているようです。

実際に、ジャパンケネルクラブの犬種別登録頭数によると、2005年度の5位(23230頭)をピークに、2011年では10位(7913頭)、2021年になると15位(4272頭)と順位を落としています。

このようにパピヨンの飼養頭数が減っているのは事実ですが、人気がない理由は判然としていません。

なぜパピヨンは人気がないといわれているのでしょうか。

次は、パピヨンの人気がない理由として考えられる性質についてご紹介していきます。

頭がよすぎて逆に飼いにくい?

パピヨンの人気がない理由のひとつには「頭がよすぎて逆に飼いにくい」ことが考えられます。

優雅で気品あふれる容姿を持つパピヨンですが、頭のよさも兼ね備えていることはあまり知られていないかもしれません。

古くは16世紀からフランスの貴族に愛されていたパピヨンは、じつは番犬の役割も果たしていたほど頭のよい犬種です。

カナダの心理学者であるスタンリー・コレン博士の著書「デキのいい犬、わるい犬―あなたの犬の偏差値は?」の中でも、パピヨンは犬のIQランキングで8位と発表されています。

またイギリスの研究機関によると、パピヨンのIQは小型犬の中では1位に輝いたという報告もあるくらいです。

このように頭のよいパピヨンは、しつけをきちんとすれば素晴らしい家族の一員になってくれるでしょう。

しかし、頭のよいパピヨンは賢さゆえに悪知恵も働くため、しつけや訓練が難しくなるケースもあるのです。

元気すぎてストレスになる?

パピヨンが人気のない理由は、「元気すぎてストレスになる」などということもあるかもしれません。

繊細で華奢なイメージのあるパピヨンですが、見た目に似合わず元気いっぱいで遊び好きです。

子犬期のパピヨンはとくにやんちゃで激しく暴れることもあり、いたずらをしたり室内のものをかじったりして壁や床がボロボロになることもあります。

そのためパピヨンには、毎日の散歩はもちろんのこと十分な室内遊びも欠かせません。

しかしパピヨンは散歩のときにも「リードを引っ張る・噛む」など、大人しく歩かないこともあるため、飼い主はイライラしたり「かわいくない」と感じたりすることもあるでしょう。

そこで、やんちゃなパピヨンが落ち着く年齢になることに望みを託す人もいます。

しかしパピヨンの落ち着く年齢には個体差があり、もともとやんちゃな犬は6~7歳でも落ち着くことはありません。

パピヨンの行動がストレスにならないようにするには、しっかりとしたしつけが大切です。

無駄吠えをする?

パピヨンが人気のない理由は、「無駄吠えをすること」なども考えられます。

パピヨンは、かつてはフランスの貴族の屋敷で番犬の役割を担っていたため、勇敢で警戒心が強くよく吠える傾向があります。

パピヨンの吠える声は甲高く響きやすいため、無駄吠えをすると近所迷惑になってしまうこともあるかもしれません。

パピヨンは頭のよい犬種なので、しっかりとしつけをすると無駄吠えを抑えることができます。

パピヨンが無駄吠えをする理由には、次のようなものが考えられます。

・分離不安
・他の犬への威嚇
・恐怖や警戒心
・構ってほしい

パピヨンは、留守番などで極度のストレスを感じる「分離不安」の状態になると、無駄吠えをすることがあります。

また他の犬や何らかの対象に恐怖や警戒心を抱いて吠えたり、飼い主に「構ってほしい」などの要求を通すために吠えたりもします。

パピヨンが無駄吠えをしないようにしつけをするためには「吠える理由」を理解し、その原因を取り除くなどの対策も必要です。

パピヨンの特徴!歴史・大きさ・毛色

パピヨンの特徴

パピヨンの外見的な特徴といえば、なんといっても蝶の羽さながらの大きな耳と、シルクのような美しい被毛に覆われた優美な姿でしょう。

しかしパピヨンの魅力は、美しく可愛らしいビジュアルだけではありません。

パピヨンは小型愛玩犬としての優れた素質の持ち主でもあり、次のようなさまざまな魅力にあふれています。

・頭がよく小型犬で一番IQが高い
・明るく元気いっぱい
・運動能力が高い
・警戒心が強い
・比較的身体が丈夫
・毛色のバリエーションが豊富

パピヨンは、犬を飼うのが初めてという初心者の人でも安心して飼うことができますが、無駄吠えなどを防ぐためにはしっかりとしつけをすることが必要です。

次は、パピヨンの「歴史」や「大きさ」、「毛色の種類」について詳しくご紹介していきます。

パピヨンの歴史

パピヨンの歴史は古く祖先はスペイン原産のトイ・スパニエルとされ、イタリアで繁殖されたあと、16世紀ころにはフランスの上流階級の人々の寵愛を受けていました。

中世のフランスの絵画には王侯貴族とともにパピヨンが描かれている作品もあり、あのマリー・アントワネットの愛犬でもあったようです。

パピヨンが今の名称で呼ばれるようになったのは、この時代よりかなり後のことで、現在のような大きく立った耳を持つタイプのパピヨンは18世紀末頃から増えてきたといわれています。

パピヨンは、19世紀ころにはフランスに続いてベルギーでも繁殖されるようになったため、原産地はフランス・ベルギーの2カ国とされています。

現在のパピヨンの立ち耳や小さなサイズは、スピッツやチワワとの交配を重ねたことによるものです。

パピヨンの成犬の大きさと平均体重

パピヨンは、大きな耳と長いゴージャスな飾り毛の持ち主ですが、足は細く華奢で小ぶりな体形で小型犬に属する犬種です。

パピヨンの成犬の大きさは、「体高」が20cm~28cmで、「体高」よりも「体長」が少し長めでバランスが取れていることが理想とされています。

「体高」とは、人間の身長に相当する動物の体の垂直方向の長さのことで、犬の場合は首と背中の境界あたりから地面までの高さを指します。

また、犬の「体長」は頭から計測すると考えがちですが、胸の先からお尻の先までの長さのことであり、頭や尻尾や毛の厚みは測りません。

パピヨンの体重は、成犬でも2~4kg程度とコンパクトなサイズなので、アパートやマンションなどの集合住宅でも飼いやすい犬種といえるでしょう。

パピヨンの毛色の種類

犬の毛色は父犬と母犬の遺伝子によって決まりますが、両親から引き継がれる毛色の遺伝子は複数あるため、子犬が親犬と同じ毛色になるとは限りません。

犬の毛色の遺伝のしくみはとても複雑ですが、ジャパンケネルクラブでは、パピヨンの毛色は白を基調としていればどのような色でも認められています。

そのため、パピヨンの毛色で重要とみなされるのは白の割合ですが、ホワイトカラーのみの単色は認められていません。

またパピヨンは、脚や胴体に白の割合が多く、ブレーズ(両目の間から鼻までの白いライン)の幅が広い個体の人気が高くなっています。

パピヨンの毛色の種類は、3色で構成されているトライカラーと、2色のパーティーカラーがあります。

次は、パピヨンの毛色の種類についてご紹介していきます。

ホワイト&レッド

 

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パピヨンの「ホワイト&レッド」はパーティーカラーのなかで、人気№1といわれている毛色です。

「レッド」といっても、もちろんトマトのような鮮やかな赤色ではなく、白がベースで顔や背中や飾り毛の一部が明るめの茶色なので、華やかで目を引く美しさがあります。

ホワイト&セーブル

「ホワイト&セーブル」もパーティーカラーで、ホワイトをベースにしていますが、セーブルの割合は個体によって異なります。

セーブルとは、「クロテン」や「イタチ」などの動物のことですが、パピヨンの毛色の「セーブル」は、濃いベージュのような色です。

ホワイト&ブラウン

「ホワイト&ブラウン」は、パピヨンのもっともポピュラーな毛色です。

ホワイトがベースで、顔や背中や飾り毛の一部のブラウンは暗めで焦げ茶色に近い色合いなので「ホワイト&レッド」の明るめの茶色とはイメージが異なります。

「ホワイト&ブラウン」のパピヨンは、顔まわりがとくに濃い茶色になることもあります。

ホワイト&ブラック

「ホワイト&ブラック」は白と黒の対比が特徴的で、愛らしいパピヨンにシャープな印象を与える毛色です。

華やかで明るいイメージの強いほかの毛色に比べて、落ち着きを感じさせる「ホワイト&ブラック」は海外でも人気が高いカラーです。

トライカラー(クラシックトライ)

パピヨンのトライカラーとは、ベースのホワイトと、ブラウンとブラックの3色で構成された毛色で、「クラシックトライ」と「ハウンドトライ」の2種類があります。

目の上が茶色い眉毛のように見える「クラシックトライ」は、日本ではポピュラーな毛色です。

トライカラー(ハウンドトライ)

パピヨンのトライカラーで「クラシックトライ」とともに近年高い人気を誇っているのが「ハウンドトライ」です。

「ハウンドトライ」のパピヨンは、ホワイトをベースに、濃いベージュのような薄茶色のセーブルとブラックの3色の毛色です。

パピヨンの性格

パピヨンの性格は、気品に満ちた優雅な見た目に似合わず活発で遊び好きです。

パピヨンの性格は、ほかには次のような特徴が挙げられます。

・明るく友好的で好奇心旺盛
・環境に適応する能力が高い
・知能が高く頭がよい
・愛情深い
・繊細でストレスをためやすい
・オスとメスで性格にあまり違いはない

このような性格からも、パピヨンは飼いやすく優れた愛玩犬の素質のある犬種といえます。

しかし、パピヨンは頭のよさゆえに悪知恵が働くことがあり、無駄吠えや攻撃性が出ることもあるため、「性格が悪い」といわれることもあります。

知能の高いパピヨンと飼い主との絆を深め良い関係を築くためには、子犬のころからきちんと訓練やしつけをすることが大切です。

活発で遊びが大好きな反面、繊細でストレスをためやすいパピヨンには毎日の散歩のほか、室内遊びを通して十分にコミュニケーションをとるようにしましょう。

パピヨンの子犬の値段相場

パピヨンの子犬の値段の相場は、およそ10~40万円程度といわれています。

パピヨンの値段には明確な基準がなく、値段を左右するのは次のような条件です。

・両親・祖父母などの家系がはっきりわかる
・体型・顔立ち・毛色などの容姿
・性別(メスのほうが値段が高い傾向がある)
・月齢(低いほうが値段が高い)

パピヨンの子犬の値段には大きな開きがありますが、親犬がショーに出たチャンピオン犬などの場合はかなり価格が上がります。

またパピヨンの子犬の値段は、ペットショップやブリーダーなど、購入する場所によっても大きく異なります。

値段が高いから安心とはいいきれないため、様々な観点から十分にリサーチをしたうえで信頼できると判断した購入先で入手しましょう。

パピヨンの飼い方

パピヨンの飼い方

パピヨンは、基本的に活発で聡明で人懐っこい性格の持ち主であり、お手入れにもさほど手がかからないため、飼い方は難しいほうではありません。

パピヨンはしつけさえきちんとしていれば、小さな子どもやお年寄りのいるご家庭でも安心して飼うことができるでしょう。

パピヨンは小型犬の中でも小ぶりな超小型犬で、シルクのような被毛に覆われた優美で気品あふれる容姿の持ち主です。

しかしパピヨンはそんな見た目とは裏腹に、活発で遊びが大好きで運動神経も抜群なので、飼い主は散歩や遊びの時間を確保する必要があります。

次は、パピヨンの飼い方の「散歩時間や運動量」や「しつけ」のほか、「トリミング・抜け毛」などのお手入れなどについて詳しくご紹介していきます。

パピヨンの散歩時間や運動量の目安

コンパクトな身体に体力が漲っているパピヨンは、活発で運動能力に優れています。

毎日の散歩や遊びの中で運動をさせるほか、ドッグランに行ったりアジリティなどのドッグスポーツに挑戦したりするのもよいでしょう。

パピヨンの散歩は、朝と夕方など1日に2回、30分程度、距離は1~2kmを目安にしてください。

ただしパピヨンは、小型犬の中でも超小型であり体高が低いため、暑い季節は熱を持ったアスファルトの照り返しを受けて熱中症になる恐れがあります。

夏などの暑い季節の散歩は、高温になる時間帯を避けるようにしましょう。

パピヨンはエネルギーに満ち溢れているため、散歩だけではなく公園などで、オモチャなどを使用して運動させるほか室内でも遊んであげましょう。

パピヨンのしつけは子犬の時期に

パピヨンのしつけは、子犬の時期に始めるのが望ましいとされています。

ただし、生後間もない犬の赤ちゃんは脳が未発達なので、パピヨンのしつけを始めるなら生後2~3ヶ月ころからにしましょう。

パピヨンのしつけには、トイレトレーニングなどのほかに「社会化(社会への適応能力を身につけること)」も大切です。

犬は生涯さまざまな経験を通して社会化を続けますが、生後3ヶ月半までに体験したことにはとくに順応しやすいといわれています。

この時期に、できるだけ屋内や外の色々な音や物に触れさせ慣れるようにしていくと無駄吠えしにくくなります。

パピヨンをしつける際は、良いことをしたときには思いきり褒めるようにし、叱る時は短くひと言で終わらせる方法で行って、愛犬がストレスや恐怖を感じないようにしてください。

パピヨンの平均寿命

小型犬の寿命はおよそ15歳程度といわれていますが、パピヨンの平均寿命は13~15歳と考えられています。

犬の15歳は人間の年齢では76歳ですが、パピヨンは20年以上生きる個体もいます。

犬の20歳は人間の100歳に近いため、パピヨンは長生きの犬種といえるでしょう。

パピヨンの寿命には個体差がありますが、動物医療の発達により今後さらに平均寿命が延びることが期待できます。

愛犬に長生きしてもらうにはストレスを与えないように配慮し、適切な飼育環境を整えることが重要です。

パピヨンは活発で遊びが大好きな犬種なので、運動などが不足することがストレスになります。

毎日の散歩のほかにも、ドッグランやおもちゃを使った遊びなどで運動欲求を満たしてあげましょう。

パピヨンはトリミング不要。カットはお好みで

パピヨンは蝶のような耳や全身に優美で美しい飾り毛を持つ犬種ですが、トリミングは不要です。

パピヨンのお手入れは、被毛を清潔に保つための毎日のブラッシングが必要ですが、お好みでカットをすると愛犬の美しさがさらに際立つでしょう。

パピヨンの可愛らしさを引き立てるカットスタイルには、次のような種類があります。

・耳や体全体の飾り毛を短くカットして、キュートな雰囲気にする
・被毛の量が多い場合は、テディベアのように耳や顔を丸くカットする
・暑い季節には、耳の飾り毛だけを残してサマーカットにする
・汚れやすいお尻まわりの飾り毛だけを短くカットし、清潔をキープ

パピヨンの足裏などだけ自宅でカットする場合は、安全のためにバリカンを使用しましょう。

抜け毛の量はふつう。ブラッシングは必要

パピヨンは古くから室内犬として生活していたため、ダブルコート(上毛と下毛の二層)ではなく、オーバーコート(上毛)のみを持つシングルコートの犬種です。

シングルコートのパピヨンは、ダブルコートの犬のような明確な換毛期がないため抜け毛の量はふつう程度であり、抜け毛の掃除に悩まされることはありません。

ただし、パピヨンのシルクのように柔らかい被毛や皮膚は繊細なので、お手入れの際は次のような点に注意しましょう。

・毛玉の除去に使用するスリッカーブラシは使用しない
・ブラッシングには、コームとピンブラシを併用する
・耳の飾り毛に毛玉ができたら、痛くないように手でほぐしてからコームでとく
・毛玉が手でほぐしきれない場合は、トリミングサロンに連れて行く

パピヨンのかかりやすい病気

足が細く華奢で小ぶりな体形ゆえ、ひ弱なイメージを持たれやすいパピヨンですが、ほかの小型犬と比較すると、遺伝性疾患も少なく病気にかかりやすい犬種ではありません。

その理由としては、短い期間で改良された犬種ではなく、数百年という長い年月をかけてゆっくりと現在のパピヨンの姿に変化してきたことが挙げられます。

そのため、パピヨンがかかりやすい病気とは、この犬種特有のものではなく一般的な小型犬に共通して発症しやすい疾患ともいえるでしょう。

ただし、パピヨンは太りやすい傾向があるため、肥満から病気を引き起こさないよう食事管理に気を配る必要があります。

次は、パピヨンがかかりやすく注意が必要な、「膝蓋骨脱臼(パテラ)」「皮膚炎」「白内障」「てんかん」について詳しくご説明していきます。

①膝蓋骨脱臼(パテラ)

パテラと呼ばれる「膝蓋骨脱臼(しつがいこつだっきゅう)」とは、犬の後ろ足の「膝の皿(膝蓋骨)」が脱臼してしまう状態を指します。

パピヨンが「膝蓋骨脱臼」になる原因は、先天的なものと後天的なものがあり、事故などで強い衝撃を受けて起こるケースもあります。

犬の「膝蓋骨脱臼」は、軽度なら自然に治ることもありますが、重度になると歩くことすら困難になります。

「膝蓋骨脱臼」の治療法は、軽度なら薬などで痛みを抑える対症療法を行いますが、重度になると外科手術が必要になるため、異常を感じたら早めに獣医師に診てもらいましょう。

パピヨンの「膝蓋骨脱臼」を予防するには、膝関節に負担をかけないように肥満を未然に防ぐ食事管理や、滑りやすい床にはカーペットを敷くなどの配慮をすることが大切です。

②皮膚炎

人間と同様でアレルギー体質の犬は少なくありませんが、パピヨンも例外ではありません。

アレルギー体質のパピヨンが「アレルゲン」に触れることで「アレルギー性皮膚炎」が引き起こされると、皮膚に痒みや赤味のほか、発疹や脱毛などが現れます。

パピヨンが食物アレルギーの場合は、皮膚の症状のほか胃腸などの消化器にも症状が現れることがあるため注意が必要です。

また、痒みのために掻いた傷口から細菌感染すると症状が悪化するため、早めに獣医師の診察を受けたほうがよいでしょう。

犬のアレルギー性皮膚炎は、慢性的な疾患で根治が難しいとされる病気ですが、アレルゲンの除去とともに、薬の投与などで炎症や痒みなどをコントロールする治療を行います。

③白内障

犬の白内障には、シニア期に発症する「老年性白内障」と、若いうちに症状の出る「若年性白内障」があります。

「老年性白内障」は、6歳以上の年齢を重ねた老犬に症状が出現しますが、「若年性白内障」は遺伝によるものが多いといわれており、2歳ころまでに兆候が現れることもあります。

人間と同様で犬が白内障になると、眼球内の「水晶体」が白く濁り視力が低下していきます。

パピヨンの白内障が初期の段階なら、点眼薬で進行を遅らせることはできますが、病気が進行すると最終的には失明する恐れがあります。

失明を避けるための治療には「水晶体」を人工のレンズに換える手術法がありますが、早期発見のために、日ごろから愛犬の目や行動に異常がないかチェックしておきましょう。

④てんかん

「てんかん」とは、意識の障害やけいれんの発作が起こる病気ですが、発作の程度はさまざまで個体によっても大きく異なります。

パピヨンに限らず、先天的な要因で「水頭症」を発症すると、「てんかん」のほか、次のような症状が現れることがあります。

・視力障害
・意識障害
・性格の変化や異常行動
・斜視

「水頭症」は、何らかの原因で、脳を衝撃から守る「脳脊髄液」の流れが悪くなり、脳を圧迫して様々な症状を引き起こす疾患ですが、1歳未満の幼犬に発症するケースが多いとされています。

パピヨンの「てんかん」の治療は、発作を抑える薬の内服によって行いますが、発作を完全になくすことは難しく投薬は一生涯必要になります。

愛犬に変わった様子がみられたら、早めに獣医師の診察を受けましょう。

まとめ:パピヨンは初心者でも飼えるが個体差が大きい

パピヨンは、「頭がよすぎて逆に飼いにくい」「元気がよすぎてストレスになる」「無駄吠えをする」などの理由で、人気がないといわれることがあります。

しかしパピヨンは、子犬のころからしつけや訓練をきちんとすれば、初心者でも飼いやすく優れた愛玩犬の素質のある犬種といえます。

またパピヨンは長い年月をかけて現在の姿に変化してきたため、遺伝性疾患も少なく平均寿命より長生きする個体も少なくありません。

パピヨンは活発でエネルギー溢れる犬種のため、毎日十分な運動や遊びの時間を確保できる人におすすめです。

パピヨンの飼いやすさには個体差がありますが、犬のIQランキングで8位、と非常に賢い犬種なので、しっかりとしつけをすることによって飼い主との良い関係が築けるでしょう。

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