理知的で物事の本質を大切にするISTPには、ある種の言葉が耳に痛いものなのです。彼らの合理性と実直さを無視したような発言は、相手を傷つけかねません。
例えば、「もっと感情を表に出せば?」といった感情的な言葉は、ISTPの論理的な思考を無視しているように映るでしょう。また「常識がないんじゃない?」といった、個人の主観を押し付けるような言葉も避けた方がいいかもしれません。
一方で、ISTPは新しい発見や体験に前向きな一面も持っています。そんな彼らの探究心を刺激するような言葉遣いこそが、お互いを理解し合う近道なのかもしれません。
今回は、ISTPの性格の深層に寄り添いながら、言葉遣いについての注意点を12ジャンル別にご紹介します。素敵な恋愛につなげるため、ぜひ参考にしてくださいね。
ISTPに言ってはいけない言葉:感情に関する言葉
「なんでそんなに冷たいの?(無関心なの?)」
ISTPは感情を表に出すことが苦手な性格です。冷たいように見えても、決して無関心なわけではありません。むしろ理性的に物事を捉え、感情的にならないよう心がけているのです。「冷たい」と言われれば、ISTPは内向きになり、さらに感情を閉ざしてしまう可能性があります。
「感情的になりすぎだよ」
ISTPは通常、冷静沈着な一面を見せることが多いですが、時として感情的になることもあります。例えば、強い興味関心を持った対象に対しては、熱心に打ち込む様子を見せるかもしれません。そういった一面を「感情的になりすぎ」と言われれば、むしろ自分らしさを否定されたように感じ、傷つくでしょう。
ISTPに言ってはいけない言葉:社交性に関する言葉
「あなたはいつも一人でいるよね」「もっと人と関わらないとダメだよ」
ISTPは内向的で人付き合いを控えめにする性格ですが、決して孤独を好むわけではありません。人との適度な距離を保ちながらも、仲間や友人を大切にしています。「いつも一人」だと言われれば、むしろ寂しさを感じてしまうかもしれません。また、「人と関わらないとダメ」と言われれば、自分らしい生き方を否定されたように受け取るでしょう。
「飲み会に参加しないなんて信じられない」
ISTPは社交的な場を好まず、飲み会などは敬遠しがちです。しかし、それは自分のプライバシーを重視し、興味がない場所に行きたくないだけのことです。「信じられない」と言われれば、自分の価値観を理解されていないと感じ、反発心を抱くことでしょう。飲み会に行かないことを非難されれば、ISTPはさらに内向的になってしまうおそれがあります。
ISTPに言ってはいけない言葉:独立心に関する言葉
「自分でやるのはやめた方がいいよ」
ISTPは自立心が強く、自分で物事をこなすことを好みます。他人に頼ることを好まず、自力で解決しようとする傾向があります。「自分でやるのはやめた方がいい」と言われれば、ISTPは自分の力を信じられていないと受け取り、かえって反発心を抱くでしょう。自立心を尊重し、最後は任せておく方が賢明です。
「一人で何でもできるわけじゃないよ」
ISTPは非常に自立した性格ですが、確かに全てを一人でできるわけではありません。しかし、「一人で何でもできるわけじゃない」と直接的に言われれば、自分の力を軽んじられたと受け取り、プライドを傷つけられてしまうかもしれません。上手く協力し合う必要があることを示唆するなど、穏やかに助言するのがベターでしょう。
ISTPに言ってはいけない言葉:計画性に関する言葉
「もっと先のことを考えて行動しなよ」
ISTPは現実主義者で、目の前のことに集中する傾向があります。先のことを考えすぎて現状に目を向けられなくなることを避けたがります。「もっと先のことを考えて」と言われれば、むしろISTPは短期的な視点で物事を見る自分のスタイルを否定されたように感じるかもしれません。状況に合わせて柔軟に対応することを信条としているので、言葉を選ぶ必要があります。
「その場のノリで動くのはやめて」
ISTPは状況に応じて機を見のがさず、その場その場で最善の行動を取ろうとします。そのため、事前の計画があまり立てられない面もあります。しかし「その場のノリで動くのはやめて」と言われれば、自分の行動パターンを軽んじられたと受け止め、反発を招くでしょう。柔軟な対応力は、ISTPの長所の一つなのです。寛容な言葉掛けが求められます。
ISTPに言ってはいけない言葉:能力に関する言葉
「それは無理だと思う」
ISTPは合理的で現実的な性格なので、こうした能力を過小評価する言葉は大きな反発を買いかねません。実際には可能なことでも、先入観から無理だと決めつけられては腹が立つでしょう。ISTPは論理的に物事を見極める力に長けているので、そうした力を信頼し、挑戦を後押しする言葉かけが大切です。
「そんなのやっても意味がないよ」
ISTPは実践的で、目標や目的を重んじる性格です。ですので、行動の意味をないがしろにするような発言は、大きな挫折感を与えかねません。努力への拒絶につながりかねないからです。むしろISTPの行動の価値を認め、成果を出す過程を共に喜び合うような言葉がけをするべきでしょう。
「あなたにはできないよ」
ISTPは自己の能力を過小評価されることを極度に嫌います。自分の力を認められないような決めつけは、深く自尊心を傷つけてしまいます。ISTPは慎重に行動を選び、その実行力は確かなものです。能力不足を指摘するのではなく、むしろ前向きに力を伸ばす言葉がけをするべきです。
「その方法じゃうまくいかないよ」
ISTPの特徴は、効率的で合理的な方法を重視する点にあります。ですので、ある方法を一方的に否定されるのは受け入れがたい発言なのです。ISTPは常に物事の本質を見抜こうとしますから、むしろ的確な助言を求めているはずです。問題点を建設的に指摘し、より良い方法を一緒に探る姿勢が大切となります。